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「荘厳具」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:25時点における最新版

しょうごんぐ/荘厳具

堂内を荘厳する仏具本堂浄土荘厳を具現化したもので、その浄土依正二報を堂内に具現化した仏具。仏身仏土を飾る荘厳を示すために仏像・仏堂・仏壇など堂内を厳飾するのに用いる諸種仏具の総称をいう。例えば堂内の天蓋てんがい須弥壇しゅみだん厨子ずし宮殿くうでん幢幡どうばん瓔珞ようらく華鬘けまん打敷うちしきなど堂内荘厳する什具はすべて荘厳具である。『観経』にもとづく浄土変相図には、荘厳具が画かれている。欽明天皇一三年(五五二)、百済の聖明王は、釈迦金剛像一軀と経論・幡蓋ばんがいを上表文とともに献じたが、これが荘厳具の初見である。また仏具荘厳具供養具・法具・僧具・梵音具などに区分できる。


【参照項目】➡荘厳


【執筆者:福西賢雄】