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四方散華

提供: 新纂浄土宗大辞典

しほうさんか/四方散華

四方洒水に続いて四隅に散華することをいう。華を撒いて、一切の如来供養し、地鎮式起工式立柱式上棟式などの建築儀礼、あるいは撞初つきぞめ式など屋外で行う儀式の式場を荘厳する作法をいう。本堂内の場合は道場散華という。適宜の場所を選び、四隅に葉竹を立て、四天王幡を掛けて結界する。中央に壇を設けて、華籠けこを用意する。散華師は、「散華荘厳文」を唱えている間に、まず正面で散華をし、東北の隅から右繞うにょうして、東南・西南・西北に向かい、それぞれの隅で立ち止まって散華をし、正面に戻って散華をする(計六回)。


【参照項目】➡四方洒水道場散華散華荘厳文


【執筆者:西城宗隆】