成道会
提供: 新纂浄土宗大辞典
じょうどうえ/成道会
釈尊の成道の日を記念して一二月八日に行う法会。臘八会ともいう。灌仏会、涅槃会に並ぶ、釈尊の三大法会。浄土宗においては、釈迦如来像を奉安し、日常勤行式に準じて行う。差定は「香偈」「三宝礼」「奉請文」(一心奉請 金剛法座 成等正覚 釈迦牟尼如来 願入道場 受我供養)を三唱、「懺悔偈」、十念の後、釈迦如来像の前に転座。表白、誦経(「歎仏頌」)、「称讃偈」「敬礼」(一心敬礼 忍土教主 釈迦如来)を三唱、御回願(奉酬 金剛宝座 成等正覚 釈迦牟尼如来 広大慈恩)、宝号三唱(南無釈迦牟尼仏)する。その後、本尊前に転座し、摂益文以下日常勤行の差定に則って行う。
【参照項目】➡成道
【執筆者:西城宗隆】