了山
提供: 新纂浄土宗大辞典
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りょうざん/了山
一
—貞享三年(一六八六)。称蓮社香誉。直至と号す。信州佐久郡小諸(長野県小諸市)の人。俗姓は土屋氏。信州佐久芳泉寺の慧頓について出家得度し、後に鴻巣勝願寺で学ぶ。後に佐久に隠居し芳泉寺四世となった。
【資料】『総系譜』中(浄全一九)、『蓮門精舎旧詞』二六(続浄一八)
【執筆者:編集部】
二
—元禄一二年(一六九九)一月二五日。信蓮社晃誉、字は故照。生実大巌寺一三世、太田大光院二〇世。安芸国広島の人。以八の孫弟子。江戸崎大念寺で信誉巌宿の弟子となり、師に従って伝通院や増上寺に掛錫した。元禄五年(一六九二)三月、貞誉了也の執奏により伝通院三臘から生実大巌寺の住職となり、同七年三月大光院の住職となった。
【資料】『総系譜』『浄源脈譜』(共に浄全一九)、『生実大巌寺志』(浄全二〇)、「大日本十八檀林随一霊場龍沢山大巌護国宦寺御由緒書」(『大巌寺文書』一、大巌寺文化苑出版部、一九七四)
【執筆者:石川達也】