1度を得るの意、すなわち救いを得ること。得度彼岸などと同意であり、これは彼岸に渡ることを得るの意である。『無量寿経』下に「意の所願に随って、皆得度すべし」(聖典一・二八五/浄全一・三六)とあるのもこのような例の一つ。2仏門に入ること、出家することを意味する。浄土宗では宗規第三四号第二章で定められ、「得度は、本宗の教旨を信奉し、僧侶となるべき者について行う」(第五条)とされている。
【参照項目】➡得度式
【執筆者:石田一裕】