「記主忌」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:22時点における最新版
きしゅき/記主忌
浄土宗三祖良忠の慈恩に酬いるための法会。良忠の正当の七月六日に尊牌を奉安して行う。『法要集』によると、奉請文は「一心奉請 三祖記主禅師 願入道場 受我供養」と唱え、誦経念仏し「三祖記主禅師 上酬慈恩」と回願する。二祖聖光の著作を受け「我が法は然阿に授け畢んぬ、法灯何ぞ滅すべけんや。然阿は是れ予が若く成れるなりと。三代相承良に以て憑みあり」と表白する。良忠開山の鎌倉光明寺では、七月六日に開山忌法要として、引声念仏・六字詰念仏、「三祖良忠上人起請文」などを読誦し、「当山御開山浄土宗第三祖然阿良忠上人記主禅師御忌日上酬慈恩」と回願をして勤めている。
【執筆者:當間浩昭】