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記主忌

提供: 新纂浄土宗大辞典

きしゅき/記主忌

浄土宗三祖良忠の慈恩に酬いるための法会良忠の正当の七月六日に尊牌を奉安して行う。『法要集』によると、奉請文は「一心奉請 三祖記主禅師 願入道場 受我供養」と唱え、誦経念仏し「三祖記主禅師 上酬慈恩」と回願する。二祖聖光の著作を受け「我が法は然阿に授けおわんぬ、法灯何ぞ滅すべけんや。然阿は是れ予が若く成れるなりと。三代相承まことに以てたのみあり」と表白する。良忠開山の鎌倉光明寺では、七月六日に開山忌法要として、引声念仏六字詰念仏、「三祖良忠上人起請文」などを読誦し、「当山御開山浄土宗第三祖然阿良忠上人記主禅師御忌日上酬慈恩」と回願をして勤めている。


【参照項目】➡良忠記主


【執筆者:當間浩昭】