「行道」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:22時点における版
ぎょうどう/行道
一
行列を作って歩行すること。またその儀式。浄土宗では、礼讃行道、散華行道、献華行道、念仏行道、誦経行道、無言行道、香盤行道等がある。本尊の周りを回る場合にはいずれの行道も右回りで、左足より踏み出し、一間(約一・八メートル)を六単歩で歩き、互いの間隔に注意して歩行する。なお、香盤行道は、常香盤という仏具の灰の上にコの字型に置いた香のように行道することからその名がある。
【執筆者:坂上典翁】
二
仏道を修行すること。『無量寿経』には「肯て善をなし、道を行じ徳に進まず」(聖典一・二六二/浄全一・二四)や「深く重い、熟つら計って、心自ら端正にして、専精に道を行じ、世事を決断すること能わず」(同二六四/同二五)とあり、仏道修行をしない衆生に言及している。
【執筆者:坂上典翁】
三
⇨経行(きょうぎょう)