「摘空華」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:29時点における最新版
てきくうげ/摘空華
一巻。『徳門和上行状記』、『徳門和上自伝』ともいう。普寂の自伝。安永七年(一七七八)成立。本所霊山寺一六世鸞山による天明七年(一七八七)の補遺がある。真宗の寺に生まれた普寂が、真宗から離脱して諸国を遍歴修行した後に律僧となり、京都の長時院・江戸目黒の長泉院の住職となったこと、増上寺で一五年以上にわたって講義を行い、それらの講義原稿をもとに多くの著作を出版したことが述べられる。
【所収】浄全一八
【参考】西村玲『近世仏教思想の独創』(トランスビュー、二〇〇八)
【参照項目】➡普寂
【執筆者:西村玲】