阿弥陀仏を象徴する印相。元来は密教において伝承され、阿弥陀四十八願印をはじめとする種々の印が挙げられる。その詳細は経説に拠らず口伝によって相承することが本儀であるため、今日でも一般に披見し得る資料のみでは何を以て根本とするのか特定できないが、阿弥陀仏の内証・本誓を表すための重要な印相と解すべきであろう。
【参照項目】➡無量寿如来根本印
【執筆者:上田千年】