密教における印相の一つ。『無量寿如来観行供養儀軌』(正蔵一九・七一中)によれば、両の手の指を交叉させて握りしめ、その状態から左右の中指を立てて指の先を付き合わせ、蓮の葉をかたどったものとする。本書では、この印を結び無量寿如来根本陀羅尼(根本陀羅尼に同じ)を七遍誦するとある。なお、この印相を指して阿弥陀根本印と称する場合もある。
【参照項目】➡根本陀羅尼
【執筆者:袖山榮輝】