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鎮西忌

提供: 新纂浄土宗大辞典

ちんぜいき/鎮西忌

浄土宗二祖聖光命日に修する報恩謝徳の法会聖光は嘉禎四年(一二三八)うるう二月二九日寂。現況では平年二月二八日、閏年うるうどしは二九日に行われる。道場荘厳し、尊牌を奉安し、香華等の供物を供え、荘厳服を被着して修する。奉請文は「一心奉請 二祖大紹正宗だいじょうしょうじゅう国師 願入道場 受我供養」と三唱する。御回願は「二祖大紹正宗国師 上酬慈恩」と唱える。国師号の「大紹」の読みは、徽号きごう追贈の翌年上梓された『絵図鎮西国師贈号記』によれば「だいぜう」とふりがながある(大本山善導寺蔵、文政一一年〔一八二八〕九月)。


【執筆者:佐野眞弘】