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松濤泰成

提供: 新纂浄土宗大辞典

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まつなみたいじょう/松濤泰成

文政六年(一八二三)九月二六日—明治二八年(一八九五)一二月七日。妙蓮社観誉念阿。あざなは覚樹。福岡県出身。芝原善光寺文海について得度。文久元年(一八六一)より東京芝宝松院一八世住職になり、明治一六年(一八八三)小石川伝通院に住す。晩年は麻布阿弥陀寺に隠棲し念仏の生活を送った。教道職補、中講義、権大講義、大講義を経て明治一二年(一八七九)権少教正。『緇門崇行録講説』五巻や『祐天上人法語』(印施)がある。また芝妙定院小石川伝通院・麻布阿弥陀寺・新宿太宗寺・浅草浅草寺・芝増上寺仏足石を安置した。


【参考】大橋俊雄『浄土宗人名事典』(斎々坊、二〇〇一)


【執筆者:市川定敬】