まくらかざり/枕飾り
新亡の枕辺に備えるものの総称。一般には、新亡を北枕に寝かせて、枕元に屛風を逆さに立て、小机を置いて白布を敷き、枕団子、枕飯(一膳飯)、水、一本花などを供え、胸元に守り刀を置く。浄土宗では、来迎仏または名号の掛け軸を奉安して、その前に新亡を頭北面西(掛け軸を西と心得て頭を北に向ける)に安置し、灯明・香・一本花(一本樒)の三具足、水、霊膳、供物などを供える、枕経の荘厳が枕飾りに当たる。
【参照項目】➡葬送儀礼、枕経、守り刀
【執筆者:熊井康雄】
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