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経蔵本尊行法次第

提供: 新纂浄土宗大辞典

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きょうぞうほんぞんぎょうぼうしだい/経蔵本尊行法次第

一巻。良運撰。天文一六年(一五四七)成立。経蔵本尊祈願する次第を記したもの。焼香礼拝についで、『般若心経』を三回誦し、持尊呪(釈提桓因王しゃくだいかんにんおう帝釈天〕、梵天提頭頼吒だいずらた持国天〕・毘留勒叉びるろくしゃ増長天〕・毘留愽叉びるばくしゃ広目天〕・毘沙門多聞天〕の四天王、熊野権現八幡大菩薩、師子王部類眷属釈迦牟尼仏、阿弥陀仏、観世音・大勢至・薬王など二十五菩薩の尊号)を一〇〇遍称える。総じて三国の仏神三宝弥陀の教法を護持してもらい、末法万年の衆生が助かるように救いを求めるとしている。


【所収】続浄一〇


【執筆者:原口弘之】