操作

浄土宗法要儀式大観

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:25時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

じょうどしゅうほうようぎしきたいかん/浄土宗法要儀式大観

千葉満定中野隆元共編。昭和八年(一九三三)浄土宗典刊行会刊。同六二年、名著普及会より復刻版刊行。浄土宗法式学を提唱し、法要儀式を体系化した書。近代法式の始祖、縁山声明の中興と仰がれる法式声明の大家千葉満定と、仏教伝道学の創始者中野隆元が、法要儀式は布教伝道であるとして編纂。二編からなり、第一編は、法要儀式の理論、威儀犍稚かんち音声おんじょう法と偈文を示し、行儀要綱は吉水融我の講述、臨終用心中陰忌日法洲ほうじゅうの講述、回向要決は貞極の講述を載せる。第二編は法要式の実際として、『法要集』(大正一三年版)の宗定法要式と特殊法要式(放生会臨終行儀往生講式法事讃など)の式次第を掲載し、仏教儀式の実際として結婚式葬儀式はじめ法式要句など、浄土宗の法儀が網羅されている。


【執筆者:西城宗隆】