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「献供偈」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:23時点における最新版

けんくげ/献供偈

仏前または霊前に供物(御膳)を供える半斎供養式などで称える偈文。「此食色香味しじきしきこうみ 供養奉請くようぶじょうそん 令今りょうこんしょ施主せしゅとく 無量波羅蜜むりょうはらみつ」。この食事の色形、香り、味を奉請した仏に供養いたします。この食事を施してくれた人に無量なる(布施波羅蜜功徳が得られますようにの意。食作法じきさほうの「呪願偈」では、この食で諸仏から六道までを供養する形をとるが、「献供偈」は今奉請した仏を供養する形をとる。「呪願偈」から転用された偈文。食事の施主が決まっているときは「今」、決まっていないときは「諸」で唱える。


【参照項目】➡呪願偈


【執筆者:巖谷勝正】