「経蔵本尊行法次第」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:22時点における最新版
きょうぞうほんぞんぎょうぼうしだい/経蔵本尊行法次第
一巻。良運撰。天文一六年(一五四七)成立。経蔵の本尊に祈願する次第を記したもの。焼香・礼拝についで、『般若心経』を三回誦し、持尊呪(釈提桓因王〔帝釈天〕、梵天、提頭頼吒〔持国天〕・毘留勒叉〔増長天〕・毘留愽叉〔広目天〕・毘沙門〔多聞天〕の四天王、熊野権現、八幡大菩薩、師子王部類眷属、釈迦牟尼仏、阿弥陀仏、観世音・大勢至・薬王など二十五菩薩の尊号)を一〇〇遍称える。総じて三国の仏神三宝に弥陀の教法を護持してもらい、末法万年の衆生が助かるように救いを求めるとしている。
【所収】続浄一〇
【執筆者:原口弘之】