「関通型」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年9月17日 (月) 01:17時点における版
かんつうがた/関通型
装飾のない簡素な形をした五具足などをいう。垂蕪型の一種で、燭台や花瓶にも象掛や獅子掛はない。主として丸みをおびて装飾のない端麗な五具足の類を指し、香炉・花瓶、燭台・灯籠などにその特徴がみられる。特に香炉は、俗に鉄鉢香炉と呼ばれ、通常蓋がないことから、単品で焼香炉として多用されている。関通型は大前机用としてよりも、上机や脇壇用に使用されることが多い。これに網代笠のような大きな笠をもつ台灯籠一対を付けて、七具足としたものもみられる。また高坏にも関通型がある。関通が好んだ形との伝承から広く用いられている。
【執筆者:清水秀浩】