「六字詰念仏」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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ろくじづめねんぶつ/六字詰念仏
十夜法要・引声阿弥陀経法要において、引声念仏に引き続いて唱える念仏のこと。鎌倉光明寺では、十夜法要に鉦講の講員が唱えている。引声念仏は僧侶が唱え、六字詰念仏は信徒で構成される鉦講により、雲版・太鼓を打ちながら唱える。神奈川県三浦地方の各地域で伝承されていたものを吉水大信がまとめ、現在に至る。増上寺では、御忌大会の引声法要で僧侶が唱えている。この他にも、大本山知恩寺での法要や、民間念仏として六時詰念仏が伝承されている。
【参考】佛教大学民間念仏研究会編『民間念仏信仰の研究 資料編』(隆文館、一九六六)
【執筆者:當間浩昭】