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高祖忌

提供: 新纂浄土宗大辞典

こうそき/高祖忌

高祖と尊称する善導忌日法要善導忌ともいう。三月一四日、もしくは毎月一四日に勤められる。天保二年(一八三一)の知恩院での善導大師一一五〇年遠忌法要以降、五〇年ごとに勤められている。『法要集』では善導の尊像を正面壇上に奉安し、香華、灯燭、供物等を供え、荘厳するとあり、法要中に高祖忌表白を読む。また高祖忌別式では「法事讃」を修す。一三〇〇年遠忌には『浄土法事讃 抄本法則』(一九七八)を刊行している。忌日には三月二七日の説もあるが、法然は一四日の説をとっている。


【資料】『信瑞上人伝承の御詞』


【参考】『知恩院史』(知恩院、一九三七)


【参照項目】➡高祖


【執筆者:石川達也】