武田奝彦
提供: 新纂浄土宗大辞典
たけだちょうげん/武田奝彦
大正八年(一九一九)一〇月二九日—平成二三年(二〇一一)五月一八日。西蓮社願誉深阿。宗門功労者。現在の和歌山県御坊市極楽寺住職松井彦瑞の長男として出生。西念寺(海南市)武田奝隠に就き得度。佛教専門学校、大正大学卒業。昭和二九年(一九五四)西念寺住職となる。宗議会議員、宗議会議長を経て、同五四年より八年間浄土宗宗務総長を務める。在任中に法然生誕七五〇年降誕法要や善導大師一三〇〇年遠忌法要、宗務庁新庁舎の建設を遂行。宗教法人審議会委員(文化庁)や浄土宗教育資団理事長、大正大学理事長、華頂学園理事長、華頂短期大学学長などの要職を多数歴任。平成一〇年(一九九八)第三〇回宗門功労者として表彰される。
【執筆者:横田善教】