一巻。鳩摩羅什訳。具名を『弥勒下生成仏経』という。釈尊滅後、五六億七千万年の後に弥勒菩薩が兜率天から娑婆世界に下ってきて衆生を済度することを待望する下生信仰を説く。『弥勒上生経』と『弥勒成仏経』とともに弥勒三部経に数えられる。また異訳に(伝)竺法護訳『弥勒下生経』、義浄訳『弥勒下生成仏経』がある。
【所収】正蔵一四
【参照項目】➡弥勒一、兜率天、下生、弥勒上生経、弥勒三部経
【執筆者:編集部】