阿弥陀仏や極楽浄土に対する想いが継続せず途切れること。『往生礼讃』前序に説かれる、いわゆる「十三得失」のうちの第六。善導は三心・五念門・四修といった実践行の規範を示し、専修すなわち専ら阿弥陀仏とその浄土にかかる行業を説いている。そして、とりわけ凡夫の往生行として弥陀一仏の称名念仏を強く勧め、往生について四種の利点をあげ、専修でなければ往生を得るのは極めて希であることが示されている。
【資料】『往生礼讃』(浄全四)、『決疑鈔』(浄全七)
【参照項目】➡十三得失
【執筆者:粂原勇慈】