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妙瑞

提供: 新纂浄土宗大辞典

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みょうずい/妙瑞

—天明七年(一七八七)二月二五日。法蓮社性誉本阿、あざなは大空、玄黙、眉樹。越後国出身。初め寂瑞と名乗ったが、増上寺定月法嗣ほうしとなり妙瑞と改めた。増上寺学頭を経て、安永二年(一七七三)七月台命によって鴻巣勝願寺三四世、天明元年(一七八一)うるう五月飯沼弘経寺三世として晋山宗乗学者として著名で、『徹選択集私志記』『鎮西名目問答奮迅鈔』を著し聖光教学の顕彰に努めた。また伝法にも造詣が深く、『浄宗伝灯提耳籤』二一巻を編纂。増上寺における妙瑞学寮法性窟と呼ばれ、その著書が多く保存された。明治になると宝松院に受け継がれたが戦災によって焼失した。


【資料】『三縁山志』(浄全一九)、『浄土宗史』(浄全二〇)、鈴木霊真『伝法叢書獲得由来記』(私家版、一九四八)


【執筆者:石川達也】