法会に先立ち、本堂内の荘厳と諸仏供養のために華を撒く作法。華籠けこを持って本尊前で散華し、続いて道場洒水に準じて四方の隅(東北・東南・西南・西北)、ふたたび本尊前の順に六回散華する作法を行う。この間、声明師がいるときは「散華荘厳」の文を唱える。道場洒水に引き続き行う場合、修法者は上位の僧がこれを勤める。
【参照項目】➡道場洒水、四方散華、散華荘厳文
【執筆者:八木千暁】