はやしべんが／林弁我

嘉永元年（一八四八）一〇月一五日—明治四一年（一九〇八）六月一八日。性蓮社忍誉黙阿。字あざなは関道または守一。講師・正僧正。尾張国海東郡に誕生。安政四年（一八五七）松坂樹敬寺において剃髪。増上寺で宗乗を学び以後龍成、良胤、福田行誡、雷雨、山本厳識、金剛宥性、楠玉諦らに師事し唯識や天台などを学んだ。尾張国一色円成寺の住職を務める一方、東部・西部大学林、東京宗学本校、宗学愛知教校などで教えた。著書に関通の『夢の知識』を整理したものと『円光大師法語集』がある。関通に傾倒し持戒堅固で日課称名を怠ることがなかった。

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【参考】大橋俊雄『浄土宗仏家人名事典近代篇』（東洋文化出版、一九八一）

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【執筆者：市川定敬】