「穢土」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:20時点における最新版
えど/穢土
浄土に対して、迷いの世界である三界、六道の世界を総称していう。また、この現実の世界をいう。穢国、穢悪国土、不浄土ともいう。曇鸞は『往生論註』上に「穢土の如来の大悲の謙忍を嘆ずと雖も、仏土は雑穢の相あるを見ず」(浄全一・二三四上)といい、源信は『往生要集』上で、三界、六道を穢土とし、これを厭い離れるべきであるとして、厭離穢土、欣求浄土を展開している。
【資料】『論註』上、『往生要集』上
【参照項目】➡厭離穢土欣求浄土
【執筆者:和田典善】