「人天」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:31時点における最新版
にんでん/人天
六道の中の人道と天道を指し、またそこを自らの境界として存在する人間・天人を指す。人・天(および阿修羅)は宿世の善業に報いて生じるため、六道の中では善趣と位置付けられるが、迷いの世界である三界を出ず、人道は欲界、天道は欲界から無色界までに含まれる。しかし『無量寿経』の四十八願においてたびたび「国中の人天」に関する願が立てられているように、三界六道を超え出た世界である浄土にも人間や天人が住まうと説かれる。
【執筆者:齋藤蒙光】