「三界万霊牌」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
Seishimaru (トーク | 投稿記録) 細 (1版 をインポートしました) |
|
(相違点なし)
|
2018年3月30日 (金) 06:24時点における版
さんがいばんれいはい/三界万霊牌
三界(欲界・色界・無色界)の一切有情の精霊を供養するための位牌。歴代牌や祠堂牌、総檀中牌などのほかに作られ、通常は位牌壇に安置して、惣法界菩提の意で扱われている。施餓鬼会の際、かつては餓鬼壇に三界万霊牌を安置していたが(『法要集』昭和一四年版)、現行『法要集』には外縁に餓鬼壇を設けて餓鬼道衆生の牌を置き、内陣に位牌壇を設けて先祖の牌を安置する旨を記している。『浄土苾蒭宝庫』下(三七ウ)には、施餓鬼位牌の異文として「竪通三界横括九居」(『法事讃』)などと書かれたものもあるとしている。
【参照項目】➡位牌
【執筆者:清水秀浩】