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内陣

提供: 新纂浄土宗大辞典

ないじん/内陣

本尊を安置する、堂内の区画のうち奥の中央に当たる部分。仏堂内部を柱や結界をもって奥と外とに大きく二分するが、この境界の奥の側を内陣と呼ぶ。外陣げじんに対する語。もと内陣の語は、仏殿または変相などの本尊を安置する中央部のみを指したが、後に範囲が広くなり、現在では、法要の際に導師式衆の座をも含めて内陣と称している。本尊須弥壇近辺を特に内々陣とし、内陣の左右を脇陣、背面を後陣(後堂・裏堂)などと称することもある。【図版】巻末付録


【参照項目】➡外陣


【執筆者:水野良雄】