「手巾」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:27時点における最新版
しゅきん/手巾
1十八物の一つ。手と顔を拭う布。浄土宗では、要偈道場・正授戒の香水香湯のときに用いる。時宗では十二道具の一つ。手巾(手拭い)は手などを拭うもので、罪を除き清浄にする徳になぞらえて十二光仏の清浄光仏に当てている。2雲水用具の一つ。雲水が衣の上から腰にまく太い紐。一つの輪になっているが、一本の紐のようにして用いる。浄土宗では雲水の用いているものよりも細い組紐を用い、領帽が動かないように腰のところで結ぶ。長素絹・半素絹のときは石帯で領帽を抑えている。
【執筆者:西城宗隆】