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「自行念仏問答」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:26時点における最新版

じぎょうねんぶつもんどう/自行念仏問答

一巻。源信撰と伝えられるが、真源の撰述ではないかとみられている。七六問答で形成され、さらには多数の経典論疏を引用しながら、天台の成仏論を明かした書。『摩訶止観』の一念三千の心地をもって、阿弥陀仏を念ずれば自然に速やかに極楽往生して成仏するとしている。また、道綽安楽集』や善導観経疏』にも注目しており、作者の唐代浄土教者への関心の高さがうかがえる。


【所収】『恵心僧都全集』一


【参考】佐藤哲英『叡山浄土教の研究』研究編(百華苑、一九七九)


【執筆者:和田典善】