「三則和解」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:24時点における最新版
さんそくわげ/三則和解
角谷隆音著。明治初期の刊行。儒教の五倫五常などにもとづいて「三条の教則」に私見を加えた著作。内容としては、「三条の教則」を遵守することによって「清る天上の神様仏様の御側へ親子夫婦諸共に一天の雲の上人となり、神力自在の快楽ながら残る子孫をも守り、天下の災をも抜除し安楽ならしめる」ことができると説いているように、「三条の教則」を現世よりも来世の利益として説いている点に特徴がある。
【参考】三宅守常編『三条教則衍義書資料集』上(明治聖徳記念学会、二〇〇七)
【参照項目】➡三条の教則
【執筆者:江島尚俊】