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「感聖」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:21時点における最新版

かんせい/感聖

—元仁元年(一二二四)。法然入室の弟子。『没後遺誡文もつごゆいかいもん』には「但し弟子多しといえども、入室の者わずかに七人なり。所謂信空感西証空円親長尊感聖良清なり」(昭法全七八四)とあり、また『七箇条制誡』では信空に次いで二人目に署名していることから、法然上足の弟子であることがわかる。『四巻伝』四の「元仁元年(甲申)正月、大谷修正に詣、梵唄引之後、念仏に交。同八月三日、定生房(感聖往生の跡に、五日、法蓮(信空上人の沙汰として、定仏を以て後の房主と為す」(法伝全四九九)に依れば感聖大谷の房主であったことがわかる。


【参考】中野正明『増補改訂法然遺文の基礎的研究』(法蔵館、二〇一〇)


【執筆者:南宏信】