「難信の法」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:30時点における最新版
なんしんのほう/難信の法
『阿弥陀経』に見られる語で、世間一般には信じ難い教えのこと。『阿弥陀経』に説かれる阿弥陀仏の実在や極楽の荘厳、さらには一日ないし七日の執持名号による極楽往生に関する教えがそれに当たると解される。『阿弥陀経』には、六方の諸仏が広長舌相で三千大千世界を覆うとあるが、これは、こうした教えが世間一般には信じ難い教えであるとの認識のもと、難信の者に信じさせるため、それが真実であるとあえて証明する行為と言えよう。
【参照項目】➡阿弥陀経
【執筆者:袖山榮輝】