「中衣」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
Seishimaru (トーク | 投稿記録) 細 (1版 をインポートしました) |
|
(相違点なし)
|
2018年3月30日 (金) 06:29時点における最新版
ちゅうえ/中衣
袈裟の一つ。僧伽梨・鬱多羅僧・安陀会の三衣のうち、鬱多羅僧のこと。三衣の中間であるので中衣といい、中価衣ともいう。条数は七条で、葉数は二長一短である。中衣には顕色七条(荘厳衣)と壊色七条(如法衣)があり、如法衣の形式は南山衣と天竺衣の二種がある。南山衣は道宣の系統に伝えられるもので、環結びである。荘厳衣は南山衣の形式である。天竺衣はインド以来の製作で、義浄伝来のもので、紐結びである。法要には、七条以上を被着するのが本儀である。
【参照項目】➡鬱多羅僧
【執筆者:坂上典翁】