「羅漢講式」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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らかんこうしき/羅漢講式
講式の一つ。十六羅漢の徳を讃歎・礼拝する法要。まず、如来遺身舎利・十六羅漢・眷属を勧請し、祭文を捧読する。式文は五段よりなり、羅漢の住処・如来の付属・福田の利益を挙げ、現在の神徳・遺身の舎利を讃えて、歌歎礼拝しながら舎利讃歎で結ぶ。平成四年(一九九二)四月、知恩院三門昭和平成修復慶讃法要に奉修された「新訂羅漢講式」は、望月信道編『浄土宗聖典』と『法要集』(明治四三年版)等を参酌して意訳簡略化を試みたもので、宍戸栄雄と清水秀浩による改編である。
【所収】『浄土苾蒭宝庫』上(三五オ)
【参考】総本山知恩院法儀研鑽会編『三門昭和平成修復慶讃法要差定』(知恩院三門大修理事務局、一九九二)、千葉満定・中野隆元『浄土宗法要儀式大観』(名著普及会、一九八七)
【執筆者:清水秀浩】