仏道を進むうえで修めるべき諸の善根とあらゆる修行のこと。覚りを得るための行には様々なものがあるが、それをまとめたものに三十七菩提分法や六波羅蜜などがある。これらは声聞や菩薩などがそれぞれ覚りを獲得するために修すべきものであり、これらを完成させることで阿羅漢や仏になることができる。浄土宗においては、諸善万行は称名念仏以外のあらゆる行を意味する。
【執筆者:石田一裕】