信行道場
提供: 新纂浄土宗大辞典
しんぎょうどうじょう/信行道場
在家者が浄土宗に入信するために、また信仰を深めるために入る修行道場。道場では、釈尊の教えや阿弥陀仏の救いを学び、人間に生まれることができた尊さと、阿弥陀仏に救われる念仏の道に遇えたことを喜び、三宝に帰依する大切さや念仏を称える意義を知り、帰敬式などを受ける。受者は信行道場での念仏修養を通じて仏の実在を確信し、念仏を称えることの意義を理解・実践し、信仰心を深める。また、宗教情操・祖師報恩・祖徳仰讃・祖山興隆・念仏弘通の心を共感し、仏弟子であることに目覚め、仏弟子としてふさわしい知識と行いを身につけ、世のため人のためになる仏教徒となることを目的とする。また対象を小中学生に絞った「子ども(少年)信行道場」なども開催されている。
【参考】『青少年帰敬式授戒会の手引き』(浄土宗宗務庁、一九八一)、『これなら分かる子供信行道場ガイド』(浄土宗)
【参照項目】➡帰敬式
【執筆者:神田眞晃】