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金田明進

提供: 新纂浄土宗大辞典

かねだみょうしん/金田明進

明治三九年(一九〇六)三月六日—平成九年(一九九七)八月一三日。金剛法院行蓮社精誉道阿不染。上座大和尚宗門功労者。東京築地の商家に生まれる。関東大震災前、大本山光明寺一〇二世深山法運の下で小僧時代を送る。昭和二年(一九二七)八月伝宗伝戒。同年一〇月取手弘経寺二九世として入山。同四年大正大学宗教学科を卒業。同八年浄土宗務所教学部書記となる。同一五年寺内に取手保育園を開設、幼児保育に当たる。同一九年から二二年、および同四六年から五四年まで宗議会議員、昭和二〇年(一九四五)から二三年まで茨城教区長、同三〇年から四〇年まで茨城教区教化団長をつとめる。同四二年から四七年まで教学局長、大正大学理事、浄土宗教育資団理事を歴任する。同五二年から五七年まで大本山増上寺執事長をつとめる。同六〇年四月二二日に宗門功労者として表彰される。大正一五年(一九二六)恩師椎尾弁匡共生運動同人となり、終生共生思想による布教伝道に一生を投じる。九一歳にて遷化


【執筆者:金田進徳】