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白石尭海

提供: 新纂浄土宗大辞典

しらいしぎょうかい/白石尭海

嘉永七年(一八五四)一〇月一日—昭和二年(一九二七)三月三〇日。明蓮社選誉法阿あざなは帰去来。現在の山口県長門市に生まれる。大願寺の松尾舜明について得度。明治七年(一八七四)増上寺六九世石井いわい大宣より宗戒両脈相承浄土宗山口支校の初代校長を勤める。柳井瑞相寺住職。同二七年、岩井知海と共に開教のため韓国と台湾に赴く。同三〇年七月一五日朝鮮国王に「浄土三部経」を奉呈した。帰国後海外布教の必要性を宗会において力説、それにより開教区制度が設けられ、韓国とハワイ開教区の監督に任命された。


【資料】柴田玄鳳編『浄土宗開教要覧』(浄土宗務所教学部、一九二九)、浄土宗布教伝道史編纂委員会編『浄土宗布教伝道史』(浄土宗、一九九三)


【執筆者:田中芳道】