浄土宗総本山、大本山執事長会
提供: 新纂浄土宗大辞典
じょうどしゅうそうほんざん、だいほんざんしつじちょうかい/浄土宗総本山、大本山執事長会
総本山と各大本山がその任を全うし、本山相互の連絡を密にするための機関。現行の浄土宗宗綱第一一条第二項で「総本山は、宗祖法然上人の本廟を守護するとともに本宗の教化及び教学の規範たる道場とし、すべての僧侶及び檀信徒の帰向する寺院とする」と、また同第三項では「大本山は、本宗の教化及び教学を垂範する道場とし、すべての僧侶及び檀信徒の尊崇する寺院とする」と規定している。なお、かつては知恩院、増上寺、金戒光明寺、知恩寺、清浄華院の五箇本山間に教化・法要、その他の事業に関する連絡協議の機関である本山協議会が設置されていた(明治三四年〔一九〇一〕八月本山協議会規程、大正一〇年〔一九二一〕四月実施細則制定発布)。
【参照項目】➡執事長
【執筆者:今岡達雄】