一宗を開いた祖師の意。開祖、初祖、始祖、元祖、高祖、祖師、開山などと同義。浄土宗では法然を宗祖、聖光を二祖、良忠を三祖といい、西山派では法然を宗祖、証空を派祖とし、真宗では法然を元祖、親鸞を宗祖としている。宗派により高祖、元祖、宗祖、派祖等の見方があり一様でない。浄土宗でも法然を元祖と呼び、宗祖の異称として用いている。
【参照項目】➡元祖
【執筆者:長尾隆寛】