長野県松本市大字大村。女鳥羽山道樹院。長野教区№一五六。永禄四年(一五六一)長誉清光が開創。帰命山念仏寺と称し、のち清光寺となる。寛永一九年(一六四二)水野忠清が三河より松本城主となり、六代八四年間、城主の尽力と保護により寺門興隆し、水野忠職ただもとの法名より玄向寺と改称。本尊は阿弥陀如来三尊仏。槍ヶ岳開山播隆の修行霊場で、牡丹の庭園がある。
【執筆者:荻須眞教】