操作

珂憶

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:21時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

かおく/珂憶

寛永一二年(一六三五)二月一日—宝永五年(一七〇八)一一月二一日。超蓮社勝誉円信。河内国(大阪府柏原市)玉手山安福寺の中興。七歳で霊巌寺珂山のもとで得度、師に従い高弟の珂碩に師事して修学した。二五歳で修練の地を求めて諸州を巡歴し、寛文四年(一六六四)に山城国山科に庵(現在の円信寺)を建てた。徳川光友の帰依を受け、同一〇年安福寺を廃跡から復興。四百余人の弟子得度寺院仏像を建立、貧者や病人を助け、不断念仏会を開く等の教化を行い、安福寺で寂した。世寿七四歳。


【資料】『現証往生伝』上、『略伝集』(浄全一八)


【執筆者:田中芳道】