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往生論註正義叙説

提供: 新纂浄土宗大辞典

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おうじょうろんちゅうしょうぎじょせつ/往生論註正義叙説

一巻。『論註正義叙説』ともいう。雲洞撰。一八世紀中頃、著作年代不明。本書は、『往生論註』の大意を撰述した玄談。そのなか雲洞は、『往生論』の大意を論大体、論所詮、論収摂の三項目、『往生論註』の大意を伝文紕繆ひびゅう、註解発明、註解文辞、音義所出の四項目に細分し詳述している。続浄本はこれに続き「往生論註和朝将来」ならびに「論註釈書目幷評論」を収めるが、底本となった宗教(現・大正)大学蔵本には前者を記載せず、また後者の書目の増減など多くの異同が見られる。これは対校に用いられた越智専明蔵本ならびに行徳の徳願寺蔵本との相違によるものであると考えられる。


【所収】続浄五


【参照項目】➡往生論註


【執筆者:加藤芳樹】