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蓮生寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

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れんしょうじ/蓮生寺

大阪市天王寺区城南寺町。宝池山蔡華院。通称「ねしゃか寺」。大阪教区№一二三。寺伝によると、天正二〇年(一五九二)一〇月一四日、天誉独朗により創建された(『浄土宗寺院由緒書』には、開山は平僧永俊となっている)。大坂冬の陣と夏の陣で兵火にあい、堂宇・什物は焼失したものの、延宝年間(一六七三—一六八一)五世寂誉道入が復興。さらに正徳四年(一七一四)大風により大破した堂宇を、享保年間(一七一六—一七三六)に一〇世鸞誉廓天が復興した。昭和二〇年(一九四五)大阪大空襲で釈迦堂と門を残して焼失したが、のち再興し現在に至る。鎌倉末期作の弥陀三尊本尊とし、寺宝・釈迦牟尼如来涅槃像が有名である。


【資料】『浄土宗寺院由緒書』上(『増上寺史料集』五)、『大阪府全志』二


【執筆者:藤野立徳】


光明寺(こうみょうじ)一〇