八橋玉純
提供: 新纂浄土宗大辞典
2018年3月30日 (金) 06:35時点における192.168.11.48 (トーク)による版
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やつはしぎょくじゅん/八橋玉純
文久元年(一八六一)三月一〇日—昭和一三年(一九三八)七月二一日。孝蓮社心誉照阿如意。大正から昭和初期に活躍した法式家。尾張国葉栗郡宮田村(愛知県江南市)生まれ。明治一〇年(一八七七)大本山増上寺石井大宣より宗戒相承。滋賀蓮声院、京都大雲寺を経て、明治二四年(一八九一)より昭和三年(一九二八)まで、京都三条西願寺住職。後、伏見源空寺に転住。明治四三年(一九一〇)京都大原において瀧本深達より魚山声明を、大正三年(一九一四)には妙法院薗光轍より悉曇十八章を伝授される。同四年より知恩院加行僧に法式を講授。同六年より宗定法要集編纂委員を務め、同一三年刊行の『宗定浄土宗法要集』の編纂に参加。同一五年より昭和七年(一九三二)まで佛教専門学校および尼衆学校において法式を講授する。著書に『新訂割笏打方点付浄土三部聖典 清濁訓点入』(一音社、一九二四)、『浄土宗法式要集』(共編、近江屋書店、一九三二)などがある。
【参考】『浄土宗法要集』、八橋秀法「八橋玉純師の生涯について」(『仏教論叢』五六、二〇一二)
【執筆者:八橋秀法】