もくれん/目連
原語はⓈMaudgalyāyanaⓅMoggallānaで、釈尊十大弟子の一人。目犍連ともいう。マガダ国のバラモンで、最初は舎利弗と共に六師外道の一人サンジャインの弟子であったが、舎利弗が仏教に改宗したことに伴い、彼も弟子を連れて仏教に改宗する。七日の修行で阿羅漢となり、舎利弗と並んで仏弟子の双璧となり、教団の維持発展に尽力した。十大弟子では神通第一とされる。『盂蘭盆経』では、彼が主人公となって餓鬼道に堕ちた母を救済する話は有名である。
【参照項目】➡十大弟子、盂蘭盆経
【執筆者:平岡聡】